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トモミのひとりごと

アメリカロサンゼルスから日常のことや育児のことなどいろいろ

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ゴーストシュリンプに驚かされる の巻
闘病中のネオンテトラ(といっても元気そうなんだが)のことなんてお構いなしに水槽内を自由にワシワシしているゴーストシュリンプ3匹。

お互い仲が良いわけでもなく、悪いわけでもなく、各自が行きたいところに行き、泳ぎたいところを泳ぎ、ワシワシしたいところをワシワシする  というマイペースぶり。

透明な体というだけで十分見つけにくいのに、木の陰に隠れたり水槽の隅っこにいたりするので、里花はいつも

「えびさんいる~?」

って寄って来てはちゃんと3匹確認するのが日課になっている。


ネオンテトラさんの投薬のため水換えをしたときのこと。


専用ホース(灯油ポンプみたいなの)で水槽内の水を吸い上げ、その水がバケツにたまっていく。水を吸い上げるときに底砂の中に溜まったゴミ(今回は特に白点虫)等も一緒に吸い上げたくて、底砂を少しかき回しながら作業をしていた。

ネオンテトラ達はホースがやってくるとビビッてすぐに避難する。底砂の上にいる見にくいエビ3匹のことはもちろん気にしながら、でも彼らも一応は逃げるのでゆっくりとホースを動かしていた。

するとエビが1匹。逃げるどころかホースに近寄ってきた。

だいぶん慣れてきたのかもしれない。「なにこれ~?」といわんばかりにホースを見上げるような仕草。あら、かわいい。
ほら、あっちに行かな吸い込まれるで と私は底砂に当てていたホースを少し浮かせた。
その瞬間、


しゅるるるる~~!!!


エビが吸いあがってしまった!!
飼育水槽専用のホースだったので、底砂も一緒に吸い上げないように途中に網(フィルター)がセットされているんだけどもちろんそこで止まっているから、慌ててホースを持ち上げた。
水の吸い上げが停止し、残った水が逆流してエビと一緒に吸い上げた水草のカスとエビの頭らしきものがひらり と水中に戻った。

ぎゃー!


今、エビの頭だけ落ちたよね?頭だけだったよね・・・?

慌ててエビの数を確認。
2匹・・・。
3匹いたのに2匹しかいないっ!

一瞬パニックになった私は「やってしまった・・・」と 事の事実を受け入れ、仲間のエビが心配そうに駆けつけて見ているエビの頭をネットですくった。直視できなくて吸い上げた水の入ったバケツにそのまま入れた。
残りの胴体部分は見つからない。
ごめん。ほんまにごめんー!。


落ち込みながらもネオンテトラの投薬を済ませて水換えも完了させた私。
あー、自らの手でエビさんを殺してしまうなんて、なんてバカ。
病気の治療をする資格すらないわ と水槽を見ていたら。


あれ? 3匹・・・いる。


1、2・・・3!!!

エビ、3匹いる~!!! へー?なんでー???


バケツの中に入れたエビの頭を探して拾ってよーくみると、透明な殻のみだった。



脱皮???

護衛術として頭だけ脱皮したのか?それとも脱皮時期とたまたま重なってホースで吸い上げた力が助けとなって殻が外れたのか?

分からん。けどエビは3匹!死んでなかったよー!!!




心底安心した私はランチを食べ、また水槽を眺めてた。


するとエビの1匹がエビのしっぽを抱きかかえて食べている!!!




今度は共食い~!?!?!?


頭の殻だけ無理やり取られて弱ったエビが犠牲になった?
ネオンテトラの薬がエビの何かを狂わせた?
水温高めはやっぱりキライだった? 

などといろんなことが頭の中を渦巻く中、数を確認。


1,2、・・・3。


ちゃんと全員揃ってる。いつも3匹目がなかなか見つからないけど2重に数えてなんかいない。ちゃんと3匹います。


しばらく考えてやっと頭の中が整理できた。

さっきの脱皮・・・頭だけかと思ったけど・・・実は胴体も脱皮してて・・・きっとそれだわ・・・。


エビの殻は彼らのカルシウム源になるらしく放ったらかしで良いんだって。
今回の脱皮は緊急用(なんてあるのか?)だったのか、成長だったのかよく分からないけど、3匹のうちどの子が脱皮したのかも分からないけど、全員元気です。

あー、ほんまにゴーストになるところやったわ(笑)




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