トモミのひとりごと

航ちゃんの泣き声にイライラしたり、「またか・・・」とどんよりしたりする日々が続いている。まだ生後10ヶ月。当然といえば当然だし、里花と比べてしまって「なんであんたはーっ！」と思うこともある。

公園に連れて行ったり、好きなDVDを見せたり、私の精神衛生上泣かせないように工夫する毎日。

今日はせっかく公園に行ったというのに、30分ほどで里花が

「ふー(シャボン玉)したい」

と言い出したので家に帰った。

航ちゃんの乗ったベビーカーを家の中に入れようと家のドアを空けた瞬間里花が

「いやー！！！」

どうやら、シャボン玉がしたいのに家の中に入らなければいけないと勘違いしたみたい。

「里花、ふーしていいんだよ。」

と言っても、聞こうとしない。
ギャーギャー泣き叫び、何度
「おうちには入らなくていいの。里花はふーがしたいんでしょ？していいんだよ。」
と言ってもダメ。
しまいには

「ふーはもういやっ！」

と逆切れ。

あんまりにもしつこく泣くので、ママの糸がプチンと切れた。

当然家の中でも叫ぶ里花。
何度聞かせようとしても聞く耳持たない。
何を言っても「いや！いや！いや！」の連発。

「いったい里花はどうしたいのっ！泣かないでちゃんとお話しなさいっ！」

そしたら・・・

「こっこ。（抱っこ）」

と言って、抱きついてきた。


そういえばその前の日もお人形をブランケットに包んでねんねごっこしてたときに、私の抱き方が気に入らなかったみたいで今日のような大騒ぎになった。
さんざん泣いたあげく、里花は私に抱きついてきたっけ。

ここのところ、航ちゃんに構いっきりだった。
里花は親の私が言うのもなんだけど、とても聞き分けのいい子である。
航ちゃんがあんなに泣いても文句一つ言わない。
この間の車内での2時間もずーっと黙って座っていた。

それどころか、航ちゃんにおもちゃを持っていったり、私がちょっと手が離せないときにおやつをポンと航ちゃんの口の中に入れてくれたりもする。
おやつを食べる時はまずパパ、ママ、航ちゃん　と配ってから最後に自分が取る。
気がつけばそんな聞き分けのいい里花に

｢ちょっと待ってね」

が多かった気がする。

で、待った後にきちんとケアできてなかった。

里花が私に抱っこを求めるのは本当にまれなので、私はそんなことを思い返しながら泣きじゃくる里花を抱っこした。
里花はずーっと顔をうずめていた。


しばらくして、里花が顔を上げた。
ニコッと笑って、




「ママ。こっこ(抱っこ）、 あーとー（ありがとう。）」




ごめん。里花。ホンマにごめん。
ママ、里花がいい子ちゃんなのをいいことに全然構ってあげてなかったね。
我慢ばっかりさせてしまってたね。ごめんね。

明日、パパと相談して里花が思いっきり遊べるところに行こうと思います。