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トモミのひとりごと

アメリカロサンゼルスから日常のことや育児のことなどいろいろ

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初プロジェクト
プロジェクト・・・計画や企画、案 なんて意味があるけれど、
ここで言うプロジェクトは


「課題」


それも学校から出された 『学習課題』 のことです。



夏休みの自由研究とか、そういうイメージでしょうか。
たいてい工作系が求められ、大きな画用紙に写真貼ったり、ペンで大きく書いたり・・するようなことを「プロジェクト」と呼ばれます。

里花さん、初プロジェクトを持って帰ってきました。


里花のクラスにはなかったのですが、一般的にキンダーに入ってすぐというか、各学年新学期に自分の自己紹介をプロジェクトにされる先生が多いです。

子供同士の交流を盛んにするという目的なんだと思います。
「My name is・・・」ってなタイトルで名前を書いて、写真貼って、好きな食べ物とか趣味とかを書いて、凝ったやつなら小さい頃の写真を貼ってみたりして。

それを教室内に貼り出します。

もちろん、まだ字が十分に書けない子供もいるし、写真の用意とかは親がやるに決まってる。デザインだって小さい子になればなるほど親が決めざるをえない。

日本的には「学校の宿題なのに親が手伝うなんてー」というところでしょうが、アメリカは「親も宿題を一緒にやる」というポリシーがしっかりしています。

親が一緒にやっていく中で、自分の子供のどういうところが弱いのか、得意なのか、今学校でどう言う事をやっているのかをきちんと把握することが「あたりまえ」とされていて、

「宿題は一緒にやりましょう」

ってうるさいくらい言われます。
だからプロジェクトにも親が関るのは当然なわけでして。

もちろん、どこまで親が関るべきかというところはとても大事で、かつ難しいところではあるのですが。
(つい親がちゃーっとやってしまったりするのよね)




里花さんに出された初プロジェクト。
お題は


「Day 100 Project」


来週、キンダーに通い始めてちょうど100日目を迎える子供たち。
それにちなんで「100」がテーマのプロジェクトが与えられました。

100個のアイテムを画用紙に書いたり貼ったりするんだけど、
◆子供がひとりで1から100まで数えることができるようにさせること、
◆10個のかたまりが10個あると合計100個になる という概念をしっかりとと覚えさせること
が目的なので、

たとえば

10本のひまわりの絵を描いて、それぞれのひまわりに花びらを10個作る。花びらは『ボタン』でもいいし、『チェリオス』(=ドーナツ型のシリアルです)などでも。

10個のガムボールマシーンの中に、脱脂綿で作ったガムボールを10個づついれる

そんなことです。




もちろん、いくつか決まりがありまして、

・配布した画用紙に作ること。

・親も一緒にやること。ただしできるだけ子供にやらせること。

・名前は作品内にはっきりと見えるように書くこと。

・提出日17日(約2週間)






むー。 と母は数日考えました。
花壇を10個作って、それぞれにお花を書く?何かで貼る?

そー思った次の日、イメージと全く同じプロジェクトが(過去の生徒の作品)「サンプル」として教室に貼られていました・・・。
あかんやん。



あんまりみんなが思いつきそうでないもの・・・
そう考えると意外と難しい。
里花ができるようなこと・・・ と考えるともっと難しい(笑)


そういろいろ考えた結果、


「金魚」


にしました。



金魚ばちを10個書いて、その中に金魚を入れます。
入れる金魚は「おりがみ」で折ってみることにしました。


おりがみの初歩「かぶと」の変形で作れる金魚。
ぶきっちょさんの里花でも簡単にできました。




いくつか折り始めたとき、いやーな事実が発覚。
100個の金魚を学校から与えられた画用紙の中に収めようと思うと、
通常のおりがみの16分の1(=千羽鶴用の4分の1)で折る必要が出てきたんです。
なんとかもう少し大きなおりがみで折れないかとレイアウトもいろいろ考えたのですが、頭打ち。

「ちょっと里花には無理かなー」

と思ったのですが、事情を話すとすんなりと




「だいじょうぶ。りか、ちいさいおりがみでやる。」




と言ってくれたので、二人で頑張りました。
ぶっちゃけ、私70匹、里花30匹みたいな割合ではございましたが。


でも金魚ばちの絵、お水の色塗り、字、金魚&目玉の貼り付けは全部自分でやりましたよ。

 真剣でーす


 このあと目玉もつけました


 できた!


思った以上にかわいいのができました。
担任の先生は教室で金魚を飼っているので、きっと喜んでくれるだろうと本人も大満足でした。



最近、大きな数字を表現するときは「100」を使うことが多かった彼女。

「このケーキ100個食べれるわー」
「100回くらい全然できるー」

なんて軽々しく言っていましたが、おりがみ金魚を「100個」折ってみて、「100」という数字がどんなに多いものかと言う事を学んだようです。


私はプロジェクトの案内が配られたときには正直、

「げー。めんどくさーい。」

と思ってしまったのですが、里花からいろいろ学ぶものも多く、親子のスキンシップもとれ、とても良い経験でした。

次は何のプロジェクトかなー?

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コメント

2. 無題

ともみさん、間違いなく一等賞!
こういうお母さんが、日本人のカブを上げるのよ。
アメリカのほうが、一緒に成長できる感じがして、わたしは楽しかったよ!

Re:無題

やだーそお?一等賞??(笑)
でも「おりがみ」って日本人の最強武器だよね。

あじさいの「花弁」を折ってみようかなーとも考えたんだけど、
うまい具合にゆかこさんから頂いていた和紙の折り紙が金魚らしくって
とっても役に立ちました。ありがとう。

1. 無題

これがこないだ会った時に話してたやつだったんですね!!
すごく上手にできてる!!
確かに親は大変そうだけど、でも、けっこうこういうの好きな私にはなんだかとっても楽しみ~~♪

Re:無題

そうそう。これが金魚。
ここ数日はこのことばかり考えていました。

Sappyさん得意そう!先生によって工作系の宿題ばかり出す人とかいるから、当たるといいね☆

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