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トモミのひとりごと

アメリカロサンゼルスから日常のことや育児のことなどいろいろ

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いよいよ病院へ
病院ではいつまで待たされるのか分からないのでビデオを借りてから病院に向かう余裕のある私たち。出産する病院は最近できた新しい建物なので私も心なしかウキウキしていた。ここは母親学級のときとか、超音波検査のときに出向いたことがあるんだけど、まだ新設のにおいがしているくらい新しいのだ。

車を止めてエレベーターで2階に上がって受付っぽいお姉ちゃんにジェシーが聞いたら「ここではない」と言われる。え?さっき駐車場で聞いた人に2階って言われたよねー?
控えていた電話番号に電話してもらったら、なんと!この病院はまだ新しすぎて機能が完全に移行されていないとのこと。近所の古い方の建物に来てくれ と言われる。がーん。

そこから車で3分とかからないところにその古いほうの建物があった。さすが、新しい建物を作っただけあって、こっちはかなり古そう。

愚痴はさておき、いろいろ問診があった後着替えてお部屋で待機。個室でかなり広い。ここはいわゆる陣痛室で、分娩室はまた別なんだろうなあと思っていたら、なんとここで分娩するとのこと。
いいじゃん♪

右手首裏側に誘発剤を投与するためのチューブを取り付けられる。おっと、その前に先生の内診があったのだが、やはり子宮口は4センチ開いている。「本当に陣痛ないの?」とどこかで聞かれたようなことをまた聞かれてしまった。本当に痛くないんです。

薬はぽたぽた投与されている。コンピューター上のグラフによると確実に陣痛は来ている。でも、まったく感じない。本当に痛くもかゆくもないのです。私、変なのか?
とりあえず借りてきたビデオ(細木数子)をジェシー、母、トモミの三人で見る。

途中何度か看護婦さんが様子を見に来る。そのたびに私が痛がっていないのに驚いて帰る。先生が再び来て6センチ開いていると言われたころには恵美子ちゃんも来ていたけれど、やっぱりぜんぜん痛くない。

ただベッドに横たわってビデオを見ているだけの妊婦と一緒にいるのはさぞかしつまらないだろうなあ。時計はもう夜の7時。入院してから6時間も経過してる。

7時20分ごろ、「プチッ」という音がしたと思ったら生ぬるい感触がした。そう、破水です。そのとたんぎゅーっとおなかが締め付けられるような痛みが来た。ジェシーが看護婦さんに破水したことを伝えにいく。

水が流れ出るたびにぎゅーっとなる痛みがやってきて、おお、結構痛いもんだなあと思いながらくーっとこらえていたら、看護婦さんに「麻酔打つ?」と聞かれる。まだ大丈夫かなあと思いながらも2つ前の陣痛よりさっき、さっきより今のほうが確実に痛みが増しているのが分かったので、「まだいい」と答えたとしても、その「まだ」がどのくらいの時間なのか自分でも計算できなくて迷っていたら、「ドクターが帝王切開に入ったので、あと30分くらいは打てないよ。とりあえず別の麻酔を打つ?40分くらいしか持続しないけど」

あと30分は絶対待てないと確信した。ので、その40分くらいしか効き目がない麻酔をとりあえず打ってもらった。意外とすぐに効いて、グラフ上ではかなり激しい陣痛が来ているのにもかかわらず、余裕で乗り越えられる痛みに変わっている。

その麻酔も切れ始めた頃、(んー、正確にはもう切れていたと思う)先生がやってきて、Epidorolという麻酔を打つ。骨髄のあたりに注射するので起き上がらなくちゃいけないのだけど、もうこの頃は痛みで意識がもうろうとしていて、陣痛の合間を見計らって起き上がろうとしても力が入らず、ジェシーに支えてもらいながら注射を受ける。「すぐ効くからね~」って言う言葉が神の声だった。

この麻酔もかなり調子よく効いてくれた。人によると右半分だけとか、あまり効かなかったりとかあるらしいんだけど、私は幸いにしてよく効いた。陣痛のピーク時はぐーっと押し付けられる感覚があるけれど息を吐いて逃せば楽勝。
あまり気にしてなかった(そんな余裕はなかった)けど、時刻はおそらく午前1時を回っていたと思う。

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