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トモミのひとりごと

アメリカロサンゼルスから日常のことや育児のことなどいろいろ

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そして誕生
午前2時頃から、それまで逃せていた陣痛が逃せなくなってきた。麻酔が効いているので痛みこそないものの、こう、「いきみたい」という感覚が襲ってくる。看護婦さんは子宮口がまだ9センチだから、10センチ開くまで待ってと言うし、でも今にもいきみたいし、それをこらえるのが苦痛になってきた。

何回、陣痛を見送っただろう。また看護婦さんがやってきてようやく10センチ開いていることを確認。いきみたくなったらいきんでもいいよ と言われるけど、同時に「先生がまだ来れないから休み休みやること」とも言われる。もう、意味わかんないし。

またしばらくして、看護婦さんが戻ってきたら「赤ちゃんがしんどそうだからあまり無理しないで」とのこと。
では毎回ではなく、3回に1回の割合でいきもうと思うのだけど、陣痛が来るたびにどうしようもないいきみ感がやってきて理性がきかない。そうこうしているうちに先生たちがやってきた。何度かいきんだけれど赤ちゃんがかなり疲れてきているようなので「器具で引っ張るからね」と言われる。あー、私もそうだったんだよな。これも遺伝か・・・。とのんきにもそんなことが頭をよぎったのを覚えている。

その後はねえ・・・。うーん、正直わかんない。わいわいがやがや向こうの方で「Push! Push! (いきんで!いきんで!)」と聞こえる声にすがるようにくーっと力を込めていて・・・。

そして、里花が産まれた。すごい声で泣いている。看護婦さんが私の胸元へ連れてきてくれた。すごく温かくて湯たんぽみたい。ぎゃーぎゃー泣いていたのにすっと泣き止んだ。母が「やっぱりお母さんのこと分かってるんやわ」って言ったのが印象的だったな。
こんなに小さいのに(計ったらでかかったけど^^)頑張って出てきて、でもお母さんは麻酔は使うわ、いきみは我慢できないわ で、それで赤ちゃんが苦しくなって器具で引っ張られて・・・って、すごく申し訳ない気がして、思わず「ごめんね」って謝ってしまった。

体重8ポンド13オンス(4010グラム)、身長22インチ(55.8センチ)、五体満足。予定日から約2週間遅れた2月9日午前3時15分、お腹にいるときからずーっと話しかけていた里花が誕生したのです。

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