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トモミのひとりごと

アメリカロサンゼルスから日常のことや育児のことなどいろいろ

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国籍のお話
アメリカで産むんだから赤ちゃんはアメリカ国籍なんだよねー。カッコイイー!なんてよく言われるのですが、意外とシビアな問題でもあるんです。

私達の場合、ジェシーがアメリカ国籍、私が日本国籍なので、子供は最初両方の国籍を持つことが出来ます。

アメリカは出生地主義をとっているので、親の国籍に関わらず、アメリカで生まれたら自動的にアメリカ国籍は保持できます。つまり、タイ人夫婦がアメリカで子を産めばその子どもはアメリカ国籍なのです。でも日本は血統主義ですので、父親ないし母親のどちらかが日本国籍でないと日本で生まれても日本国籍は保持できません。
また、アメリカで生まれた子に日本国籍も保持させたい場合は生後3ヶ月以内に日本国領事館へ届出を出さなくてはいけないという決まりもあります。

日本では現在二重国籍を認めていませんが、それは22歳未満の子供には該当しません。二重国籍の子供は22歳になったら、二つの国籍のうちどちらか一つを選ばないといけないのです。

22歳・・・。微妙な年齢だと思いませんか?
私は22歳を境にいろんなことをやり始めました。
最初はスッチーやりたくて一通り経験したら今度は秘書になりたくて、秘書になったかと思ったら、事務の仕事にも手を出した。
自分の夢=自分の可能性&能力 を22歳で見出せる人なんているんでしょうか。

私は幸い国籍が邪魔をするケースはなかったですけど、スッチーの時、米国永住権を持っていれば、日本に乗り入れていないような航空会社にも受験できたのになーと思いました。憧れのエアラインが何年かぶりに求人を出したというのに、現地人採用のみと知った時なども、「あーあ」って感じだったし。

私が持っている米国永住権なども、日本人だと取得が早いだとか、申請を却下されるケースが希少だとかいろいろ言われている。
国によって、日本国籍に対して友好的だったり、米国籍の方が何かと便利だったり、様々ですよね。
またこういうことは、これからの世界情勢によって左右され、変化していくものでもあるし。

そんなことを考えていると、産まれてくる子が22歳になったとき、二つの国籍をどう捉えるのか、すごく楽しみでもあり、不安でもある。
だけど、私達親が出来ることはただ選択肢を与え、子が選択した方がその子にとって正解であってほしいと願うだけなんですよね。








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