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トモミのひとりごと

アメリカロサンゼルスから日常のことや育児のことなどいろいろ

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フォニックス
ずっと気になってた。
アメリカ人って、英語の初歩としてアルファベットを覚えた後、どうやって英単語を覚えていくのだろうか。

英語って、単語の中に発音しないアルファベットが入っていたりするでしょう?
「O」が2つあったり、1つだったり、とても不規則だし。

日本語のように50音順を覚えたら、単語も読めるようになるという言語ではないから、私たちが英単語を覚えてきたように何回も何回も紙に書かせるのかなあー なんて思ったり。

でもアメリカ人がそんな地道な作業をやってきたとは到底思えないし、
それに彼らのスペルミスは半端ない。
絶対日本人の方がスペルレベルは上だと思うし。

で、納得した。
「フォニックス Phonics」という教育法がある。
キンダーで開始します。

簡単に言うと「音声学」 ということなんだけど、要は

「音と文字の間にある規則性」

を勉強するわけです。

たとえば「A,B,C」をそのまま読むと「えーびーしー」なんですが、フォニックス的に読むと「ェア、ブ、ク」となります。
アルファベット26文字すべてにあります。
(加えてアルファベット2文字で作る音もあります※th・・・スなど)

フォニックスでは「B」から始まる単語を「ブ・・・」と読むように練習するわけです。

Book・・・ブック
Boy・・・ブオイ

カタカナで書くには限界があるので分かりにくいかもしれませんが、フォニックスをやると音で単語を読む、音で単語を書くということができるようになります。

San Francisco っていう単語も私なんかはいつも「c」だったか「s」だったか迷うんだけど、「サンフラン スィ ス クォ」と音で読んでいればそんな間違いもなくなるわけです。

こんな方法で小さな子供たちは英語を読めるようになったりかけるようになったりするんですね。
びっくりしました。

里花さんも最初は「ママー、バースデーってどう書くのー?」って最初から私にスペルを言わせようとしていましたが、最近では

「ぶ、ぶあーすでい だから・・・最初はBでしょー」

なんて、考えることができるようになりました。

宿題もフォニックスのプリントがたくさん入ってきます。
絵を見て、Tから始まるのはどれでしょう? みたいな感じです。
子供は

「トゥ、トゥアートル(Turtle) だからこれが T」
「ドゥ、ドォッグ(Dog) だから これはTじゃない」

という感じです。
(カタカナで書くと分かりにくいねー。スミマセン)


私なんかはフォニックスの存在すら知らなかったママなので、教え方に戸惑うことも多々あります。
が、同時に一緒に勉強しちゃえ! と思うような内容のものもあるので、
割と楽しんでいます。
大げさなくらい音どおりに読むとなんだか発音が良くなった気がします。


調べたところ、最近はフォニックスを取り入れた学習教材や塾なども日本にあるそうですが、小学校などでは取り入れていないのが現状のようです。
今までの日本の英語教育を振り返ってみて、「聞く・話す」英語を重要視しようとされているんだよね、きっと。

でも、まず「読む・書く」。
それから「聞く・話す」をトレーニングしていけば、私たちが受験のときに味わったような英単語地獄にはまる子供が減るのでは?
と思うのですが、無理かな。
日本はスペルだけでテスト問題がひとつできちゃいますからね。

もちろんフォニックスにも反対論があって、それは「ホールランゲージWhole Language」と呼ばれています。
それぞれ長所短所はあるそうですが、フォニックスのほうが短時間で読む力をつけられるそうで、今はこちらが主流です。


フォニックス(Wiki出典)

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