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思い起こせば1ヶ月ほど前。
お子さん(男2名)が通う学校でカーニバルをやるので、そこに
「日本食のブースを出してくれないか」
と校長先生直々にお願いを頂いたお友達が私に相談をしてきた。
「そんなん大変やからやめといたほうがよい」という人もいたり、
「仮に出店するとしてメニューはどうする?」など、
問題は山盛り。
私はその学校に通うご父兄でないとお手伝いもしてはいけないと思っていたので、
その日は話だけ聞いて、家に戻ってからはにーちゃんにそのことを話した。
「うちの会社にいろいろ用具や材料は揃ってるで」
彼女はカリフォルニアロール(カニ身、アボガド、きゅうりを具にした巻き寿司)を考えていたのだけど、聞けばはにーちゃんの会社では「お米」も扱っているし、フードショーに使うための「業務用炊飯器」や「すし桶」などもあるという。
野菜類やカニ身(かにかま)も用意できる。
そしてそれらを提供してあげられるということで話は急展開。
開校して以来、初めての「Japanese Food Booth」がSt. Sebastian Schoolカーニバルに参加することになりました☆
カーニバルは土日。
入場料はないけれど、食事やゲーム、乗り物に乗るときにはチケットを買う。
それらの収益が学校に寄付され、子供たちのより良い学校生活に役立てられるという趣旨。
そしてその運営や進行は先生だけでなく、父兄のボランティアで支えていきます。
校庭にこんなのが設置されるんです
【カーニバル前日】
食材の搬入。学校のカフェテリアにあるキッチンを使用して良いので、そこの冷蔵庫に「かにカマ」や「きゅうり」など、必要な食材を搬入しました。
そして一度に5.5キロ(約33合!)まで炊ける炊飯器でご飯を炊き、シャリ合わせ。
寿司酢は1キロ以上使います。
これを計4回、カーニバル開催中にやる予定。
【カーニバル初日】
11時開始のカーニバルに、8時に集合するボランティアスタッフたち。
前日にボランティアによって設営されたテントに飾りつけをしたり、値段表を貼ったり、
昨日合わせたシャリを1Rollに使用する分ずつ小分けにしたり、材料のカット。
全部できたらみんなで巻き巻き。巻けたらカットしてガリと枝豆と共に容器に盛り付け。
それを大量生産。一日で200食の予定でとりあえず半分くらい準備。
特にトラブルもなく順調に準備ができたのだけど、イマイチ客足が悪い。
隣りのメキシカンフードやフィリピンフードはお客が途切れないし、
ハンバーガーやホットドックにいたっては売れすぎて当初の価格設定よりも値上げするくらいなのに、寿司ブースは値下げしないといけないかも?というくらい。
お天気は曇りで比較的涼しい。
冷たい寿司よりは温かいお肉類の方が売れるのかなあ。
結局値下げして、それでも余って、20時の閉演際には叩き売り。
なんとかノルマを捌いたけれども、課題が山積みのまま終了。
やっぱり「SUSHI」はまだまだ気味の悪い食べものなのか・・・?
![](http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/5c5a89c03daaecb51606074e112a9738/1287507543?w=300&h=200)
【カーニバル2日目】
朝からあいにくの雨模様。
「中止?」の文字が頭をよぎったけど、いざ会場に行ってみると他のブースはやる気満々。
BBQの良い匂いがすでに漂っていました。
今日はブースで実演販売にしました。
そして試食用も用意して、ブースの前で「これおいしいのかなあ?」と悩んでいそうな方に配ってみる。
価格も昨日値下げした値段とたたき売りにした値段の間を取った。
するとどうだろか、なんだか調子よく売れ始めた~!
実は昨日、何人かの外国人に寿司の巻き方を伝授した。
みんな意外と器用で、あっという間に上手に巻けるようになった。
彼女たちをブースに立たせると「わたしにもできるかも?」って思うのだろうか、
お客さんが足を止めてしばらくその様子に見入る。
「昨日習ったばかりなのよ」と巻き手がいえば、
「うそでしょ~!信じられない!」と笑いも起きる。
そこへ試食をしてもらったら「あら、おいしい!」となり、お買い上げ~!
寿司と他国籍民が近くなった瞬間でした。
せっかく大きな「すし桶」があるのでと、シャリあわせもデモンストレーションしました。
ふわあっと湯気の立ち込めた炊き立てゴハンに寿司酢を投入し、飾り用の大きな祭うちわで扇いだりしていると、出来立て感が伝わるようで、昨日とは比べ物にならないほどの売れ行きでした。
校長先生が「巻き寿司体験」もしてくれました。
ブースの中でみようみまねだけど一生懸命巻く姿は、あとで子供のお客さんを呼んでくれました。
一度にたくさん買っていく人、「おいしかった~」ってまた戻ってきてくれる人、
そんな人にも支えられて、カーニバル終了1時間前にはソールドアウト!!!
「寿司」は大盛況に終わりました。
SUSHIはもうアメリカではメジャーな食べ物だし、その中で「カリフォルニアロール」は定番中の定番。誰もが知っているのでみんな買ってくれるだろうと思っていましたが、意外と食べたことのない人がいたり、中の具に疑心感を持ったりする人が多かった。
そんな人にも少し「日本のおいしさ」を伝えられたと希望します。
子供をお友達のご主人にまかせっきりで、この二日間、はにーちゃんと一緒にお手伝いをさせてもらいましたが、なんだか文化祭のノリでとっても楽しかった。
新しい出会いもあったし、食を通しての文化交流みたいなのもできました。
学校任せにしてたり、先生よりも父兄が強い学校がある中で、
この学校は父兄のボランティアが当たり前で、それは学校も父兄も一緒になって子供の学校生活を充実させようという姿勢からきています。
ボランティアの中にはかなりのお年寄りもいました。聞けば娘さんが卒業生とのこと。
そしてその娘さんの子供も今通っているんだって。
おばあちゃんもお母さんも学校のために働いているなんて、娘さんはどんなに誇り高いことでしょうね。
うちの子供たちがこれから通う学校でこんなことがあるかどうかは分からないけど、
いろんな意味で良い経験&勉強になりました。
こんな貴重な経験をさせてもらったお友達に感謝です。
Saint Sebastian School
1430 Federal Avenue,
Los Angeles, CA 90025
プリスクール、キンダーから8年生まで
お子さん(男2名)が通う学校でカーニバルをやるので、そこに
「日本食のブースを出してくれないか」
と校長先生直々にお願いを頂いたお友達が私に相談をしてきた。
「そんなん大変やからやめといたほうがよい」という人もいたり、
「仮に出店するとしてメニューはどうする?」など、
問題は山盛り。
私はその学校に通うご父兄でないとお手伝いもしてはいけないと思っていたので、
その日は話だけ聞いて、家に戻ってからはにーちゃんにそのことを話した。
「うちの会社にいろいろ用具や材料は揃ってるで」
彼女はカリフォルニアロール(カニ身、アボガド、きゅうりを具にした巻き寿司)を考えていたのだけど、聞けばはにーちゃんの会社では「お米」も扱っているし、フードショーに使うための「業務用炊飯器」や「すし桶」などもあるという。
野菜類やカニ身(かにかま)も用意できる。
そしてそれらを提供してあげられるということで話は急展開。
開校して以来、初めての「Japanese Food Booth」がSt. Sebastian Schoolカーニバルに参加することになりました☆
カーニバルは土日。
入場料はないけれど、食事やゲーム、乗り物に乗るときにはチケットを買う。
それらの収益が学校に寄付され、子供たちのより良い学校生活に役立てられるという趣旨。
そしてその運営や進行は先生だけでなく、父兄のボランティアで支えていきます。
【カーニバル前日】
食材の搬入。学校のカフェテリアにあるキッチンを使用して良いので、そこの冷蔵庫に「かにカマ」や「きゅうり」など、必要な食材を搬入しました。
そして一度に5.5キロ(約33合!)まで炊ける炊飯器でご飯を炊き、シャリ合わせ。
寿司酢は1キロ以上使います。
これを計4回、カーニバル開催中にやる予定。
【カーニバル初日】
11時開始のカーニバルに、8時に集合するボランティアスタッフたち。
前日にボランティアによって設営されたテントに飾りつけをしたり、値段表を貼ったり、
昨日合わせたシャリを1Rollに使用する分ずつ小分けにしたり、材料のカット。
全部できたらみんなで巻き巻き。巻けたらカットしてガリと枝豆と共に容器に盛り付け。
それを大量生産。一日で200食の予定でとりあえず半分くらい準備。
特にトラブルもなく順調に準備ができたのだけど、イマイチ客足が悪い。
隣りのメキシカンフードやフィリピンフードはお客が途切れないし、
ハンバーガーやホットドックにいたっては売れすぎて当初の価格設定よりも値上げするくらいなのに、寿司ブースは値下げしないといけないかも?というくらい。
お天気は曇りで比較的涼しい。
冷たい寿司よりは温かいお肉類の方が売れるのかなあ。
結局値下げして、それでも余って、20時の閉演際には叩き売り。
なんとかノルマを捌いたけれども、課題が山積みのまま終了。
やっぱり「SUSHI」はまだまだ気味の悪い食べものなのか・・・?
【カーニバル2日目】
朝からあいにくの雨模様。
「中止?」の文字が頭をよぎったけど、いざ会場に行ってみると他のブースはやる気満々。
BBQの良い匂いがすでに漂っていました。
今日はブースで実演販売にしました。
そして試食用も用意して、ブースの前で「これおいしいのかなあ?」と悩んでいそうな方に配ってみる。
価格も昨日値下げした値段とたたき売りにした値段の間を取った。
するとどうだろか、なんだか調子よく売れ始めた~!
実は昨日、何人かの外国人に寿司の巻き方を伝授した。
みんな意外と器用で、あっという間に上手に巻けるようになった。
彼女たちをブースに立たせると「わたしにもできるかも?」って思うのだろうか、
お客さんが足を止めてしばらくその様子に見入る。
「昨日習ったばかりなのよ」と巻き手がいえば、
「うそでしょ~!信じられない!」と笑いも起きる。
そこへ試食をしてもらったら「あら、おいしい!」となり、お買い上げ~!
寿司と他国籍民が近くなった瞬間でした。
せっかく大きな「すし桶」があるのでと、シャリあわせもデモンストレーションしました。
ふわあっと湯気の立ち込めた炊き立てゴハンに寿司酢を投入し、飾り用の大きな祭うちわで扇いだりしていると、出来立て感が伝わるようで、昨日とは比べ物にならないほどの売れ行きでした。
校長先生が「巻き寿司体験」もしてくれました。
ブースの中でみようみまねだけど一生懸命巻く姿は、あとで子供のお客さんを呼んでくれました。
一度にたくさん買っていく人、「おいしかった~」ってまた戻ってきてくれる人、
そんな人にも支えられて、カーニバル終了1時間前にはソールドアウト!!!
「寿司」は大盛況に終わりました。
SUSHIはもうアメリカではメジャーな食べ物だし、その中で「カリフォルニアロール」は定番中の定番。誰もが知っているのでみんな買ってくれるだろうと思っていましたが、意外と食べたことのない人がいたり、中の具に疑心感を持ったりする人が多かった。
そんな人にも少し「日本のおいしさ」を伝えられたと希望します。
子供をお友達のご主人にまかせっきりで、この二日間、はにーちゃんと一緒にお手伝いをさせてもらいましたが、なんだか文化祭のノリでとっても楽しかった。
新しい出会いもあったし、食を通しての文化交流みたいなのもできました。
学校任せにしてたり、先生よりも父兄が強い学校がある中で、
この学校は父兄のボランティアが当たり前で、それは学校も父兄も一緒になって子供の学校生活を充実させようという姿勢からきています。
ボランティアの中にはかなりのお年寄りもいました。聞けば娘さんが卒業生とのこと。
そしてその娘さんの子供も今通っているんだって。
おばあちゃんもお母さんも学校のために働いているなんて、娘さんはどんなに誇り高いことでしょうね。
うちの子供たちがこれから通う学校でこんなことがあるかどうかは分からないけど、
いろんな意味で良い経験&勉強になりました。
こんな貴重な経験をさせてもらったお友達に感謝です。
Saint Sebastian School
1430 Federal Avenue,
Los Angeles, CA 90025
プリスクール、キンダーから8年生まで
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コメント
2. 無題
しかもよい記事にしてもらって、ありがとう☆
自分の書いたのより、分かりやすくて、おもしろいわ。。。笑。
Re:無題
お互い備忘録としてカキカキ・・・だね。
1. 無題
Re:無題