トモミのひとりごと

大学を卒業してすぐに入社した航空会社時代の同期が日本から遊びに来てくれた。
２ヶ月前まで６年間イギリスにいた彼女は、自身が勉強してきたボランティアグループのセミナーをフィラデルフィアで受け、その足でLAまで来てくれた。

６年ぶりに会う彼女。全然変わっていなくてあの頃がよみがえる・・・。

計算したくないが、彼女と共に働いていた時代ってもう１４年も前の出来事。
ステイ先ではフライトの前に必ずどちらかの部屋に集まり、朝までお酒を飲みながらいろんなことを語り明かした。
仕事のこと、恋愛のこと、家族のこと、人生のこと・・・。
よくしゃべったなあ。

お互いがその航空会社を辞めてからも、ちょくちょく彼女の家に行き、また夜な夜な語らい、朝方布団にもぐりこんで、お昼前に彼女のお母さんの作るおみそ汁の匂いで起きたもんだわ。

そして今回も６年間を埋めるように夜な夜なおしゃべりばかりしていた私たち。
週末はジェシーにお願いして、彼女の好きな絵を見に美術館まで足を運んだりもしたけど､特にどこかに行くでもなく、彼女は１週間を我が家で過ごし、
今日日本へ立った

同僚として働いていただけの私とジェシーの時代を知る彼女。
なんだか不思議な感じもしたらしく、
「二人の幸せそうな顔を見れて、LAにきた甲斐があったよ」
と言ってくれた。

私もいろいろと心配をかけた彼女に今の自分を見せることができて嬉しかった。

ボランティアという仕事に人生の指針を見つけた彼女は、
来年の９月にフィラデルフィアにやって来るかもしれない。
だからまた夜な夜な語れる日がくるよね。
その日まで、元気でね。